求人データベース

求人データベースとは？

求人データベースとは、人を採用したい企業から求人情報を収集し、それらの求人情報を人材紹介会社に繋ぐサービスを指します。

人材紹介企業側は一度求人データベースに登録すると、既に求人データベースが保有している膨大な求人に候補者を推薦できるようになるため、求人開拓が不要になるサービスです。

求人データベース一覧

一覧比較表

①Crowd Agent（クラウドエージェント）

②circusAGENT（サーカスエージェント）

③Zキャリアプラットフォーム

④JoBins

⑤AgentOne

⑥エクスオード

⑦キャリアバンクジョブサーチ

⑧マイナビJOBシェアリング

導入するメリット・デメリット

求人データベース導入のメリット

求人データベースを導入する最大のメリットは『求人開拓をせずとも、豊富な求人を候補者に提案できるようになる』ことでしょう。得に現状手持ちの求人が少ない事業者さんや、求人開拓に苦戦されている事業者様にとっては、非常に高コスパなサービスです。

特に求人の開拓については、非常に時間と労力がかかります。仮に自社で通算の成約率が1%の優秀なアポインターを時給1,300円で雇うことができ、フルタイムで稼働したとして試算すると、以下のようになります。

	アポインター1名	アポインター5名
月間開拓件数	21件	105件
年間コスト	252万円	1260万円
年間獲得求人数	252件	1260件

アポインターがクロージング業務まで行ったとしても、通常のテレアポで求人開拓しようとすると、かなりの時間とコストがかかります。5名フルタイムで稼働したとしても年間1千件強しか求人が増えず、さらに開拓後の求人の差し替え等も発生します。

求人データベースは導入すれば、極論RA担当者なしで、初月から代表1名がCA業務に専念することで事業運営も可能なため、圧倒的な経費削減、時間短縮効果があると言えるでしょう。

求人データベース導入のデメリット

一方求人データベースのデメリットは、採用企業の人事担当者との距離が遠くなってしまうことです。間にデータベース企業が入り、かつ複数のエージェントから候補者を日々紹介されるため、自社と採用企業とのリレーションは直接契約と比べると低くなりやすいです。

また紹介報酬についても、サービスによっては成功報酬から一定割合のマージンフィーが徴収されるため、1紹介あたり利益額は直接契約と比べ、低くなりやすいです。そのため例えば既に毎月の決定人数が一定ある方は月額料金が定額のデータベースを契約するなど、事業のフェーズにあったデータベースを選択されるのが良いでしょう。

求人データベースの選び方のコツ

料金・課金体系から選ぶ

多くの求人データベースで発生する手数料は①初期費用②月額定額のサービス利用料③成功報酬のマージンフィーの3種類です。①はキャンペーン等で発生しないサービスが多く、②と③はどちらか片方か、両方がかかるサービスが多いです。

ただ料金体系については多くのサービスが非公開となっており、またサービスによっては月間の決定数に応じてディスカウントが入るサービス等もあるため、まずは各社お問い合わせされてみるのがオススメです。

保有求人から選ぶ

求人データベースによって、得意とする職種、年収層、エリアも異なるため、得意とされる領域の求人を多く保有している求人データベースを選ぶようにしましょう。

求人データベース	取り扱い職種
circusAGENT	営業・マーケティング・管理部門などのビジネス職 / エンジニア職
Zキャリアプラットフォーム	ベンチャー〜大手、若手〜管理職級と幅広い
エージェントナビゲーション	ビジネス職中心、6〜7割が上場企業求人
マイナビJOBシェアリング	マイナビ転職DBサーチの保有求人
Crowd Agent	全国エリア×ビジネス職（営業・管理系）
AgentOne	『保育業界』特化型
キャリアバンクジョブサーチ	IT、不動産・建築、製造、コンサル、介護・保育業界

サポート体制から選ぶ

求人データベースサービスによって、紹介事業者側へのサポートも大きく異なります。求人データベース側も基本的にパートナーエージェントが決定数を伸ばすほど利益に繋がるので、多くのサービスでサポートが提供されていますが、中では導入後の進捗に関するアドバイス、人材紹介事業そのもののコンサルティングサービスまで含まれているサービス等もあります。

CSにCA経験者の担当者さんについてもらえるサービス等もあるので、こちらも合わせて検討されるのがオススメです。